東京で3大科学館を巡る【りか旅・東京】

「東京で空き時間があるけど、学びのある時間の過ごし方がしたいなぁ。どんな科学の観光スポットがあるか知りたいなぁ。理科や科学や技術を学べるところが知りたい」

こういった悩みに応えます。

本記事では、東京にある科学を学べる観光スポットを紹介しました。教科書で学んだことも体験を通すと価値ある知識になります。ぜひ、この記事を参考にして科学博物館に足を運んでもらえるといいのかなと思います。

なお、僕は「りか旅」と銘打って理科をテーマに旅をしています。これまで6カ国、13都市を旅しました。研究者として生計を立てつつ、サイエンス・エバンジェリストとして科学技術を世間に伝えるための教育活動もしています。実際に足を運んで周った体験を基に記事を書いていますので、記事の信頼性が担保できるかと思います。

というわけでさっそく見ていきましょう。

国立科学博物館

国立科学博物館は、上野にある日本最大の科学博物館です。「かはく」という呼び名でも親しまれています。常設展は、日本館と地球館の2つの建物に分かれており、一日中楽しめる科学博物館です。また、特別展もよく開催されていますので、何度行っても新鮮な学びができます。

博物館前にあるシロナガスクジラの模型は圧巻の大きさです。科学館に足を運ぶ大きなメリットは、大きさや質感を体感できることだと思います。学びを体験に変えるのです。その意味で、科学館の象徴として科学博物館前に最大の哺乳類であるシロナガスクジラの模型があるのは、非常に考えられた展示の一つなのかなと考えています。

おすすめは金曜日の夜の科学博物館です。来場者が少ないなかで生物の剥製や模型に向き合うと、一段と動物たちの迫力を感じられます。

国立科学博物館 〒110-0007 東京都台東区上野公園7-20 営業:9時~17時(金・土~20時)(定休日:月、年末年始)

日本科学未来館

お台場にある日本科学未来館は、比較的近年のテクノロジーに特化した展示が行われています。ASIMOのサイエンスショーやプラネタリウムなど、楽しめるコンテンツが充実したテーマパークに近い科学館だと思います。

日本科学未来館 〒135-0064 東京都江東区青海2丁目3−6 営業:10時~17時(入館~16時30分)(定休日:火、年末年始)

科学技術館

日本科学未来館と同じようにテクノロジーに特化している技術館ですね。よく小学生の社会科見学などにも利用されます。どちらかというと静かにゆっくりと技術を学びたいという人におすすめです。小さいお子さんがいるなら、比較的空いているので、科学技術館はおすすめかも。

科学技術館 〒102-0091 東京都千代田区北の丸公園2−2番1号 9:30~16:50 (休業:年末年始)

予習が学びをさらに価値あるものに

科学館は予習をしていると、更に価値ある体験ができます。おすすめの予習のやり方と科学博物館の周り方を紹介したいと思います。

  1. どんな展示があるか調べる
  2. 気になる展示をピックアップする(3〜5つくらい)
  3. 選んだ展示を説明するためのキーワードをメモする(各5ワードくらい)
  4. 一緒に行く人に説明する
  5. 展示の説明文を読んで知らなかったことを学ぶ

このような順番で進めると、体験が頭に染みて一層価値ある体験になります。もちろん、ただ行くだけでも学びのきっかけになり楽しいのですが、折角の機会により多くを学べるといいですよね。

さて、科学館で学ぶという点でおすすめしたい書籍があります。

国立科学博物館の予習本

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この2冊は国立科学博物館マニアの著者が「かはく」の楽しみ方を教えてくれる本です。予習に最適です。科学博物館が出版している本もあるのですが、科博ミュージアムショップでしか売っていません。貴重な入手性の良いガイドブックです。

さらに、博物館と合わせて紹介したいのは図鑑です。

図鑑は家に博物館を置くようなもの

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図鑑はまさに「家に博物館を置く」ようなことです。学びの機会が格段にアップします。皆さん、子どもの頃に図鑑を開いて感じたワクワクが記憶にあるでしょう。交通費や入館料を考えると、図鑑というのはコスパが非常に高いですね。

最後に

今回は東京にあるメジャーな科学博物館について紹介しました。繰り返しになりますが、教科書で学んだことも体験を通すと価値ある知識になります。ぜひ、この記事を参考にして科学博物館に足を運んでもらえるといいのかなと思います。