2010年代を科学で振り返る・後半

2016年

4月 – 熊本地震発生
8月 – リオデジャネイロオリンピック

タックスヘイブンやボブディランのノーベル賞受賞などが記憶に残っています。LIGOが重力波検出の成功を発表したのは2016年になってからですね。

パリ協定が発行されました。地球温暖化に対する世界目標を提示しましたね。日本も批准しました。

Alpha碁がプロ棋士を倒したという出来事もありましたね。シンギュラリティの一つでした。

113番元素であるニホニウムが命名された年でもありますね。他にもノーベル医学生理学賞を大隈さんが受賞しました。オートファジーの仕組みを解明したことで有名な方です。

2017年

1月 – ドナルド・トランプが大統領就任
2月 – 金正男がマレーシアで殺害
5月 – フランス・マクロン大統領が当選
10月5日 – ノーベル文学賞をカズオ・イシグロ

どのニュースも印象的ですね。ただ、あまり目立つ科学技術ニュースはなかったのかな。

2018年

2月 – 平昌オリンピック
9月 – 北海道胆振東部地震

この年、インターネット利用率が50%を超えたそうです。これは凄いことですよね。

Audiがレベル3の自動運転車Audi A8を販売開始しました。これは画期的ですね。レベル3では、渋滞中などといった限定環境においての自動運転を実現している技術レベルを指します。

2019年

4月 – 平成から令和へ

ブラックホールの撮影に成功したことが最近話題になりましたね。社会に還元するために可視化することがいかに重要かを感じたニュースでした。

また、Googleが量子コンピュータの古典的なコンピュータに対する優位性を発表したことが話題となりました。これは、量子超越性(quantum supremacy)といわれています。量子超越性とは、古典的コンピューターより量子コンピューターが高速で処理を実行することです。しかし、IBMはじめとして多くの研究機関が異議を唱えており、未だ議論を呼んでいますね。

また、通信技術として5Gが開始されたことにも注目したいですね。アメリカと韓国がほぼ同時に開始しました。しかし、本当に実用的に利用されるのはこれからといえます。日本でも試験サービスが次々始まっていく予定です。日本ではNHKとYAMAHAが中心となってAI美空ひばりを開発したのがとても印象的でした。倫理的な嫌悪感がこれから緩和していくのか注目したいです。

2019年10月には、この「おとな理科」が始まりました。これが大きなニュースでしょう。これからも頑張っていきたいと思います。

最後に

2010年代後半にはそこまで大きな科学技術ニュースはなかった気がします。しかし、決して悲観的な意味ではありません。というのも、多くの技術がじわじわきている感じです。ディープラーニングに基づくAI自動運転5Gサービスはこれからの未来に大きな変化が起きることを感じさせますね。

以上、個人的に選びコメントしました。これからの2020年代はどんな10年になるでしょうか。次は、将来を予想してみたいと思います。