簡単にわかるフーコーの振り子

「フーコー振り子が良く分からないなぁ。誰か簡単に説明してくれないかなぁ。」

そんな悩みを解消します!

今回はフーコー振り子についてです。

なお、僕の物理学の勉強歴は12年ほど。
研究者として生計を立てつつ、サイエンス・エバンジェリストとして科学技術を世間に伝えるための教育活動もしています。こういったバックグラウンドなので、記事の信頼性が担保できるかと思います。

それではいきましょう!

フーコー振り子とは

「フーコーの振り子」とは振り子を使った『地球の自転』を示す実験です。フーコーの振り子の考案は1851年のことです。19世紀であり、力学が17世紀、電磁気学が19世紀に最盛期を迎えたことを考えると、意外と遅い印象ですね。

フーコー振り子を研究した著名な研究者としては、電気回路のホイートストン・ブリッヂに名を残すホイートストンや、超伝導を発見したカマリン・オンネスなどがいる。

フーコー振り子の聖地・パリ天文台とパンテオン

フーコー振り子は、地球の自転によって振り子の振動方向が変化するという実験です。振動方向が変わるというのは不思議であり、一般人にも理解しやすいですね。フーコーは一般公開して実験をおこなった。記念すべきはじめの実験場所はパリ天文台です。実験成功を報せを聞いたナポレオンが、パンテオンで公開実験をやるように命令しました。実際にパンテオンで実験を行い、ナポレオンもその実験をみて感銘を受けたそうです。

フーコー振り子の物理現象は意外と難しいです。振り子の軌道が変化しますが、その軌道の周期が緯度によって変わるからです。

日本発のフーコー振り子は国立科学博物館

1934年、フーコー振り子は日本初公開されました。上野にある国立科学博物館です。

3階から覗き込んだ国立科学博物館のフーコー振り子

もっと知りたい人へ

最後に