「単位の接頭辞って色々あるけれど、いつも混乱してしまう。誰かわかりやすく解説してくれないかなぁ」
そんな悩みに答えます。
今回は単位接頭辞について紹介します。単位接頭辞とはキロとかミリとか、単位の前につける記号のことです。
ちなみに僕はおたれといいます。理系の道に進んで13年で今は研究者として生計をたてています。信頼性も担保されるかと思います。
それではいきましょう!
キロ・メガ・ギガ…単位接頭辞を知ると大きさがみえてくる【単位接頭辞】
数は無限に続くため単位接頭辞はたくさんあります。しかし、科学技術を扱う上で登場する単位接頭辞は10個程度です。そのため、一度覚えてしまえば、様々なものの大きさなどが味わえるようになります。
P(ペタ) | 10^15 |
T(テラ) | 10^12 |
G(ギガ) | 10^9 |
M(メガ) | 10^6 |
k(キロ) | 10^3 |
– | 10^0 |
m(ミリ) | 10^(−3) |
μ(マイクロ) | 10^(−6) |
n(ナノ) | 10^(−9) |
p(ピコ) | 10^(−12) |
f(フェムト) | 10^(−15) |
まず、大きい方ですが、コンピュータのメモリが大きくなってきたことを思い出すと身近だと思います。昔、フロッピーデスクはキロ(k)バイトやメガ(M)バイトでした。いつの間にか、メモリはギガ(G)バイトやテラ(T)バイトまで進みました。
ギガ(G)といえば、通信キャリアのソフトバンクに”ウルトラギガモンスター”があるように、かなり親しみがありますね。ちなみに、バックトゥーザフーチャでは、間違えてG(ギガ)を「ジゴ」と読んだので、ジゴワットといっているという面白いエピソードもあります。昔はこんな大きい接頭辞は身近なものではなかったみたいです。
この他に、馴染み深いところでは以下がありますね。
h(ヘクト) | 10^2 |
d(デシ) | 10^(-1) |
c(センチ) | 10^(-2) |
10^3刻みではなくなるので少し覚えづらいが、小学生の頃から親しんでいる単位接頭辞です。ヘクト(h)は、小学生の頃、「ヘクタール」という単位を覚えたでしょう。あれはヘクト(h)とアール(are = 100 m$^2$)ことであります。なんで、areなんて非SI単位を覚えたのでしょう。農業や建築会社では今でも使われたりするのでしょうか。デシ(d)は、デシベル(dB)やデシリットル(dL)などで使ったことがあるでしょう。センチ(c)は、一番身近な単位接頭辞の一つですね。例えば身長はセンチメートル(cm)で表すことが多いですね。
最後に
大きな数字や小さな数字、0が連なると分かりにくくなってしまいます。そこで、こういった単位接頭辞を用いると、分かりやすくなりますね。
89000000000、9100000000と書くよりも、89 G、9.1 Gと書いた方がわかりやすいですね。