「人生100年時代」「将来、AIに仕事を奪われる」など、リカレント教育に対しての注目度があがっていますね。
リカレント教育は、大人になって再びうける教育のことです。昔から言われてきた大人の学び直しもしくは生涯学習の一つです。リカレント教育は、一度教育を受け終えた人たちが再びうける働きながら学べる教育システムのことです。
今回は、学び直しの準備としてできることを紹介していきます。いきなり、学び直すことも良いですが、一度、全体を見渡すとより良い学習ができるのではないかなと思います。
ステップ1: 人生設計を考える
人生設計を考える。これが、最初にやるべきことです。
学びに目的が必ずしも必要かどうかはわからないと思っています。当初は思いもしなかった気づきが、学びの後になって初めてわかることがあるでしょう。しかし、今回は、リカレント教育を受けるその前に、長いスパンでの人生プランをなんとなくでも計画することをおすすめします。
将来使うかもしれないと意識することで、知識の吸収力が大幅にアップするからです。若いほうが知識を吸収できますが、未来に対する期待があるかどうかというのが因子になっているのではないかと思ってしまいます。僕もこのブログを始めてから、「記事にできるなぁ」とか考えると吸収効率が上がっている気がしています。
また、人生観についても考えてみましょう。自分が価値を置くのはどこか考えてみましょう。人間の興味は、「自分」→「仕事」→「家族」→「地域や国」→「自然」となると聞いたことがあります。将来の自分が価値を置くものについて知っていたいと思ってしまいますね。
ステップ2: リカレント教育の必要性
次は、人生設計とリカレント教育を結びつけることが重要です。リカレント教育をすることでどんなメリットがあるのか、考えましょう。例えば、こんな感じです。
- 今の仕事で使える
- 将来の仕事で使える
- 背景知識が増え、情報の吸収率が上がる
- 日常生活が楽しくなる
これは、あまり具体的ではないですね。ぜひ、自分の仕事や将来就きたい仕事を書いてみましょう。よりモチベーションが高くなるはずです。個人的には日常生活が楽しくなるというのが、とても重要だなぁと感じています。
ステップ3: リカレント教育の人気テーマを知る
では、実際に学びを始めるとして、どんなことを学び直し始めたら良いでしょうか。ここでは、人気のテーマを紹介したいと思います。もちろん、人生設計に照らし合わせて進めていくのが重要です。
人気テーマは「共に学ぶ仲間」が見つけやすいです。また、コンテンツも充実しているという利点があります。いくつかやるべきことがあるのならば、人気テーマから学び直しを開始するのがオススメです。
- 英語
- 経営
- STEAM(科学、技術、工学、アート、数学)
英語は、何歳になっても必要とされていますよね。僕も最近、英語を学びなおしました。必死に単語帳を覚え直して、TOEICの点数を150点くらいあげました。まだまだですが、900点を目指しています!最近は、TOEICの点数よりも会話力などが重要な気がしており、少し勉強をサボり気味です…。
経営も、リカレント教育として人気ですね。経営学の修士であるMBAを取得する人も多いようです。どちらかというと、昇給や転職に有利になる資格でしょうか。会社の方針決定時などに戦略がみえて楽しいのかもしれませんね。僕はまだ興味が持てていません。英語と数学のスキルを利用すれば、少し楽しんでMBAを取れたりするのでしょうか。サービスなどが充実していますので、始めるには都合良いかもしれませんね。
STEAMは、ざっくり科学技術と教養と言えます。まさに、この「おとな理科」はSTEAM教育を目的につくっているサイトですので、ぜひ利用してもらえると幸いです。STEAMは本当にトレンドです。近年では、科学技術と世界情勢の変化は密に関わっており、世界のトレンドを理解する上でSTEAM人材になることは重要です。そして、「背景知識が増え、情報の吸収率が上がる」「日常生活が楽しくなる」というのが、一番楽しめる学び直しになるのではないかなと思っています。
最後に
リカレント教育について、今回は準備編として紹介しました。いかがでしたでしょうか。
人生設計とリカレント教育の必要性を感じることが、重要でした。また、自分に必要な分野が何かを確認するというのも重要ですね。自分自身のテーマが見えてきたでしょうか。
一度きりの人生、一緒により良いものにしていきましょう!次は、STEAM教育のはじめ方について紹介したいと思います。