【理科検定】理検におすすめの参考書

「理科検定を受けるけど、どの参考書が良いのかわからない。誰か良い参考書を教えてくれないかなぁ」

そんな悩みを解消します!

今回は、理科検定について紹介します。僕もこれまで多くの検定を利用して勉強をしてきました。検定は目標と範囲が明確ですので、勉強がやりやすいですよね。検定を利用して勉強を始めるというのはいいなぁと思います。

ちなみに僕はかつて検定マニアとして、理系の検定などをたくさん受けておりました。その甲斐あってか、今でも研究者として生計を立てつつ、サイエンス・エバンジェリストとして科学技術を世間に伝えるための教育活動もしています。こういったバックグラウンドなので、記事の信頼性が担保できるかと思います。

それではいきましょう!

理科検定とは

https://www.rikakentei.com/riken.html

理科の基礎力を基礎・応用・発展・管理の段階に分けて評価する検定です。日常生活や社会生活に必要な力や様々な活動を支えるために必要な力も評価されます。階級別検定(STEP)と到達度検定(SCORE)という指標があり、それぞれ絶対評価&相対評価の検定になっているのが特徴です。物理・化学・生物・地学の総合的な理科について問われる歴史ある検定です。

3~5級を狙う方におすすめの参考書

理科検定試験 過去問題集3~5級(日本理科検定協会)

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過去問数が少ないので内容が薄く思えるのは仕方ないですね。でも、予想問題や分野別の問題など、作りようによってはできると思うので充実して欲しいです。そうすれば、中学、高校受験の問題としても有用ですから、一石二鳥だと思います。

理検の完全対策3~5級(日本理科検定協会)

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受験者の90%以上を占める3~5級を対象としています。試験元である「日本理科学検定協会」自らが執筆。新規の問題と過去問題をバランス良く掲載した初めての本格的な理検対策本。中学レベルとはいえ、大人でも楽しめる内容になっているかと思います。2006年発売と少し古いことですが、それでも公式本は強みです。少し内容が不足している印象もありますが、問題の参考URLが書いてあり詳細はネットで確認していくことができます。ポイントを一気に確認したい人におすすめで2級や上級を受検のときにも勉強になりそうです。

1級・2級を狙う方におすすめの参考書

1級と2級は「理科検定」ではなく「物理検定」「化学検定」「生物検定」「地学検定」のように教科ごとに分かれます。範囲はそれぞれ以下の通り。

  • 物理検定1級・化学検定1級・生物検定1級・地学検定1級 … 高校応用
  • 物理検定2級・化学検定2級・生物検定2級・地学検定2級 … 高校基礎

つまりは大学受験レベルがあれば合格が狙えます。おすすめする参考書はこちら。

物理検定2級・化学検定2級・生物検定2級におすすめテキスト

らくらくマスターシリーズ(河合出版)

Amazon(物理化学生物)、楽天(物理化学生物

計算の難易度は高くないものの必須内容が全て揃っています。時間をかけずに本質的な勉強をさらっとできるのが特徴です。

地学検定1・2級におすすめテキスト

ひとりで学べる地学

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地学の参考書ではおすすめはこちらの参考書です。基本的な内容から応用まで幅広くカバーしています。図解が充実していることも特徴ですね。

物理検定1級におすすめテキスト

はじめ学ぶ物理学 学問としての高校物理(日本評論社)
[吉田 弘幸]のはじめて学ぶ物理学---学問としての高校物理(上)

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物理検定1級ではより深い考察が求められます。おすすめはこちらです。学問としての高校物理とあるように、公式を当てはめるだけの計算ではない物理の本質的な面白さを説明している本です。

最後に

今回は理検のおすすめ参考書を紹介しました。検定は勉強と資格取得が一緒にできるという利点があります。

ぜひ活用して科学全般の勉強にチャレンジしてみてください!